テクサレバナ

ドキドキしながら、お弁当の蓋を開ける。




「おぉ………」




彩り豊かで、バランスの良さそうなお弁当だ。


からあげに、たまご焼きに、サラダに……。


どれもこれも、とても手が込んでいるように見える。


すごく、美味しそうだ。




チラッと、如月のお弁当箱を覗いてみると、大体俺のお弁当と同じだったが、少し量が少なかった。




「いただきます」




そう言って、俺はからあげを食べた。




……味が濃い。


かなり、濃い。



しかし、文句を言ってはいけない。


折角、如月が俺の為に作ってくれたんだから。