この生活がなくなったら、 あたしにとって『死』と同じこと。 寂しさ、不安、悲しさ、恐怖。 きっとそれに押し潰されて、あたしは死んでしまうから。 このお弁当も、美味しいって噂のパンケーキも、真夏にたべるアイスクリームも、 莉緒と半分子するクッキーも、 全部全部、美味しさなんてわからない。 「結依!あたしんちはいつでも泊まっていいからね」 あたしの大好きな莉緒。だけどごめんね。 あたしは今日も違う男と一晩過ごす。