「響~どこ行く~?」

「えー、どこでも~」








と、どこにも行くところがないので







「お邪魔しまーす!」




彼氏の家に来ました。







そして今更ですが



私の彼氏、

佐々木 直樹(ささき なおき)

同い年。

県で2番目に頭の良い高校に通っていて
まぁ、爽やか男子って感じかな?


中3の中間に告白されて付き合った。


その中2回別れて、よりを戻したんです。







ガチャ

直樹の部屋のベッドに座り
ジュースを飲む。



「そういや、響は学校どう?」


「あー、なんか面白いやつがいたよ」



「どんな?」


「太田っていうやつなんだけどさ、ミステリアスで勝手に話変えたりしてわけわかんないやつ。」



「あ、男なんだ…」


「そうそう。てか、こないだね?ーー…」



私はある程度の太田との出来事を話した。



彼女がいて、一途なことや

話の途中で、勝手に自分の話題を無理矢理入れてきたりしたこと



私を呼ぶ時、大抵『おい』と呼ぶこと。




「ーー…いや~まじでうけるよね~」




が、反応がない。