「‥‥‥‥北原菜愛です」 嫉妬でおかしくなりそうな心に必死に蓋をして、笑顔を浮かべる。 おかしくないかな? 私が無理してわらってること気づかれてない? そんな心配は、必要なかったみたいで2人は私の挨拶を聞き終えると、私が来る前に話し込んでいた話題に戻っていった。 つまり、わたしにむけられる目はなくなったということで。 保健室の先生も何故かいなくて、そこには二人だけの空間があって‥‥‥‥‥‥ とても私が割り込めるような雰囲気じゃなかった。