ああ、今物凄く心が痛い。 軽く鼻の奥がツンとするけれど、せなのあーいった行動はいつもの事で、そろそろ慣れなくちゃいけないなとも思う。 「ちーっお待たせ〜帰ろ!」 綺麗なくりくりの二重の目をキラキラさせて、私に近づいてくる。 本当は、言いたいことたくさんあるけど、幼馴染という関係がそれを止めさせる。 先ほどの光景を頭から振り払って無理に笑う。 「ん、帰ろっか」 はあ、苦しい。