だけど、譲れなかった。

「お母さん。落ち着いてください。

僕は本気で好きだと言ったんです!
軽い気持ちで彼女の気持ちを流したりできなかった。」

「だけど、、、あなたは医者なのよ?
患者と付き合うなんて、、そ、そんなの許されると思ってるの?おかしいでしょう、、、」

正論だと思う。
でも、、、俺も負けてはいられなかった。

「確かに、医者と患者というレッテルはあります。
だけど、好きと言う気持ちに患者も医者もないでしょう。そうは思いませんか?」