その日からあいつは俺の"下僕" 名前を聞くとそれはまぁ酷いもんだけど、本当は俺がお前の傍にいたいだけなんだ。 俺は、好きなやつを傷つけるようなマネを繰り返したくないのに。 何度だって空回りして、 何度も何度も、同じことを繰り返してしまうんだろうか。 …今、俺の頭のなかに巡るのは 目を瞑っても思い浮かぶのは 夏希じゃなくて、気づけばあいつのことだった。