誰よりも、君が好き




昼休みは、なんだか女子からの視線がいたくって…



教室にいてもそれは少しだけ感じて。





せっかく、久しぶりに里奈とあかりとご飯が食べられる日だったのに!!


匠くんの人気、侮れない…!!







「…はぁ」


「だいじょぶかー??」


「大丈夫なわけ…

 って、うわあああああ!!」





顔を伏せ、もう一度ため息をついたとき

頭上から聞こえてきた声に顔を上げてみると、それはまたしても隼人くん。



あまりに驚いて、いすがグラッと後ろに傾く。





「あっ…」




声を漏らし、倒れる!と覚悟を決めたとき。






「…ったく、危なっかしいよなぁ」


「は、隼人くん…」





隼人くんが、いすをガシッと掴んで支えてくれる。




…やっぱり、隼人くんの笑顔に私は弱い。




だって、今

こんなにも胸がバクバクと音をたてている―――