「よぉ、銀髪。昨日はうちの下っ端どもが世話になったな。あんなレベルじゃ退屈だっただろ? ってことで、骨のあるのを連れて来たぜ」
無駄に律儀な男だ。
報復しに来たんだろう?
バイクで突っ込んでくれば話は早いのに、わざわざ挨拶付きの決闘とは。
「どけ、邪魔だ」
「邪魔だってんなら、どかしてみな?」
「痛い目を見るぜ」
「そりゃこっちのセリフだ」
「忠告するが、銃はやめとけ。足が付きやすい」
「何言ってやがんだ、あぁ? ダラダラおしゃべりしてる時間はねぇんだよ。やれ」
幹部が顎をしゃくった。
三人の男が飛びかかってきた。
遅い。そして、バラバラだ。



