「でも、さっきの熱~い視線は何? あっきーのこと、じーっと見つめて……」
「見つめてませんっ! 煥先輩が食事するところ、初めて見たから、意外な気がして」
「で、見つめてたわけね?」
「見つめてないですってば!」
「見つめてたよね、あっきー?」
水を向けられて、リアクションに困る。
「は?」
「否定してください、先輩!」
「え?」
「え、って、もう、あぁぁぁ!」
鈴蘭が顔を覆った。
理仁が、けらけらと笑った。そして爆弾を投下した。
「この様子だと、やっぱ、そーなの? ね、師央。師央のママって、鈴蘭ちゃん?」
「な、長江先輩、何それぇっ!?」
「だって、師央のパパは、あっきーでしょ」
「はぁぁぁああっ!?」



