「ぼくも聞いています。因果の天秤に均衡を取り戻すのが役割だって。ぼくは、四獣珠が争いの種になると知っています。
でも、ぼくにチャンスをくれたのも四獣珠です。ぼくの__を__……ダメか。未来を救う……この言葉ならいいんだ……
未来を救うきっかけを見付けるために、ぼくはここへ来ました。この時代、この場所へ」
白獣珠を持つ師央が、オレの前に現れた。
それとほぼ同時に、青獣珠の鈴蘭に出会った。
この筋書きが運命だというのなら、四獣珠が集う争いの物語は始まったばかりだ。
しかも今、四獣珠は四つじゃない。預かり手は四人じゃない。
五つ目の四獣珠があって、五人目の預かり手がいる。
これから何が起こるのか?



