好きと言えたら。







「新しい先生!今日からだって!」



「へ!嘘!今日なの!」



そういって、教室の教卓側の入口に
スタンバイするしょうちゃん。





「やばいって、見た男子生徒がイケメンだって落ち込んでた」




「男子のことだから、嘘ついてんじゃないのー。ハゲの先生だよ、きっと。ハゲ散らかしちゃってるよ。」




あたしがふざけて言うとしょうちゃんとこっこが笑った。






「へー、どこのだれが、ハゲだって?」





上から降ってくる聞き覚えのある、
低く透き通った声。




見上げると…





「えっ、真さんて教師だったんですか!?」




あたしより先に、しょうちゃんが言った。





「しん、く、ん。」



女の子の歓声が、
しょうちゃんと心奈の笑い声で
聞こえなかったんだ。





バコッ


「ぃいったっ」






真くんが、あたしの頭を日誌で叩いた。




「ハゲじゃねえし。おら、席付け」



真くんのスーツ姿がかっこよすぎる。