感想ノート
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紅 憐 2008/12/17 22:54
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こんばんは。
読み終えました。とりあえず一人でも多く(特にグレを知る人やファン登録している人は特に)読んで貰いたいので紹介レビューを書かせて頂きました。
細かい感想をガッチリ書きたいので、また後日お伺いします。
それでは、またm(_ _)m矢野 克彦 2008/12/17 04:08
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You*さん
はじめまして。
美代はですね、たぶんだれにでもいい顔をするタイプじゃないんです。私は美代じゃないので、あくまで彼女はこうなんじゃないかなっていうお返事ですが、美代は、自分が愛してほしい人にだけ自分を作るんですよ。ほら、だれだって相手には気に入られないでしょう?それとおんなじ。
ただ、美代はそのことについてあーだこーだって悩んでしまう。それを助長させるのが肩にいた千代です。
千代もショー(すみません、シューじゃなくショーです)も、形として残ってるんですね。
ところで、ショーの髪が赤色なのはなぜだか覚えていただいてるでしょうか?
彼は、あの日のことを忘れないように赤い髪をしてます。それって、自分への記録ですよね。
きっと美代にとって千代やショーが『見える』ことは、どんな意識でも記録なんです。それが消えてしまうまで、美代にとっては必要な幻なんじゃないかなと思います。
本当は、答えなんてなんにもないんです。
これがバッドエンドに見えるのは、ショーが死んでしまったから。
けれど、千代から解放されたことを思えば、美代は一歩進めたのだからハッピーエンド。
ハッピーなのかバッドなのか……
それは読者の方が出す答えなんです。
You*さんの、感じられた方向でいいんです。
読書するっていうのは、物語を解釈するのは、読者方肩の『独りよがり』で構わないんです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
はじめましてでの感想、すごっく嬉しいです。紅 憐 2008/12/16 13:50
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花井敬市さん
エンターテイメントですよ。自分へ向けての。大衆のためにはないエンターテイメントではあります。混雑。
それでいいんです、深く考えず、ストーリーだけ追う。すると、ごぼごぼこぽこぽことことと、いつまでも弱火で煮込んで、しまいには蒸発して、結局また水を足さなくちゃいけなくて……
そんな風になるかもしれません。
それでいいんです、そんな話なんです。
長編なのに最後まで読んでくださって、ありがとうございます。紅 憐 2008/12/16 13:38
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あんまり深く考えずに読みました。
印象はむしろ蒸留……の感じです。
豆殻を燻蒸し、エスプレッソマシーンに掛ければ、繊維も油脂も分解されて混ざり合って、深淵からこぽこぽと沸き上がるものや、濃厚で沈殿していたヘドロが放つ芳香が、ずっと黙っていた自尊心の高まりを誘発するかもしれませんね。
長編を読み慣れていないせいか、時間が掛かってしまいました。個人的には、味付けがエンタメっぽいと思うのですが。
それでは、退散。ペンコ 2008/12/15 11:09
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ゆかりん……なんて嬉しい……
まずはレビュー、改めてありがとうございます。
前の話ですけど、あの時もそうだったように、ゆかりんにはなんだか私の創作路線が見破られてる感じがするんですよね。
野いちごにアップする予定はないですけど、これを超える感覚のものを書いてますよ。だから、どんなに思い入れが強くても、これが過去のものなのは事実です。
恋心のところ、いいでしょう?
私も気に入ってるんです。あそこは美代の心情の縮図、そのひとつでもありますし。
未来で、ゆかりんの期待に答えられるものを出しますよん。約束します。(握りこぶしっ)紅 憐 2008/12/12 09:58
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今からって、何時間経ってるんだっ!
感想ってナマモノなのにね。ごめんなさい、はい。意識が飛びました。
ま、そんな事は置いといて、と。
リアルな恋心の描写にはニヤニヤさせられました。
うん、確かに、角を曲がる度に嬉しくなったり、なんにもないのに不意に寂しくなったり。
それから、彼女の孤独にまつわるエピなんかも、上手く表現されているし。
でもでもだけど。
読み終わった瞬間感じたことは、この作品に対する感想ではなく、ぐれさんは次にはこれよりもっと上を行く作品を書くんだろうなという確信。
この作品がどうこうではなく、あっさりと越えてしまって、さらりと次を出してくる。
そんな気がして仕方がない。
これはだけど、本作が面白くないってことじゃない。
「もっとあるよね?もっと出せるよね?」
言葉にしちゃうとそんな感じで。
出し惜しみしているとは思わないけど、もっと引き出せるし、もっとあるはず。
と、ここまで書いて思いました。
これって所謂ファンのもっともっと頂戴攻撃だなぁ。
作者が全力振り絞っても、与えた端からもっともっとっておねだりするの。
でも、きっと絶対期待は裏切られないのも知っているんだけど?( ̄ー ̄メ)
……感想っていうより、ただのファンレター?
ごめんちゃい。森ゆかり 2008/12/12 05:52
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オサコさん
お読みくださり、ありがとうございます。
なんだか、私の伝えている以上のものまで読み捉えていただいているようで、恐縮です。
本作はフィクションであり、同時に、私の分身でもありますが、私と美代の価値観のすべてがイコールじゃないです。
一人称小説における基本。それは、主人公の視点であること。
私はこの作品で、美代になったんです。
美代というまったく私とは違う一個の人物に、私が、私の理念を一時的に脱ぎ捨てて、なりきったんです。
美代は私、美代は私、美代は私。私ではないフィクションの存在に自分を融合させる。彼女ならどう考えて、どう動いて。それを、私が美代になりきって描いたものです。
だからこの作品は、紅 憐という私から生まれた分身の、私とはまったく人生も価値観も、同じという訳じゃない美代の話なんです。
だから、こうして感想をいただいた私はむしろ、心の中に作り出した美代へ、私とは別人の彼女へ、「こんな素敵な感想もらったよ」って伝えてあげたいです。
美代ともどもお礼を言います。感想、どうもありがとうございますね。紅 憐 2008/12/09 23:25
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こんにちは
紅憐さんの作品を読もう読もうと思いながら、沢山の作品群の中から選べずにおりましたところ、こちらの作品を強く薦められましてお邪魔させて頂きました。
紅憐さんの↑のコメントを受け、私もつまらぬ感想を残す事を差し控えさせて頂こうと思いますが(ネタバレ発言してしまいそうですし…)なんと言うか、この何とも切ない創造の世界において、等身大の紅憐さんご自身の思いのようなものを垣間見るとき、それを聞かずとも思い入れの強さを感じずにはいられませんでした。
気の強い彼女の中に確かに損じする贖罪の気持ち、孤独感、本当に痛かったです。
これが紅憐さんの世界なのですね?深く堪能させて頂きました。
有難うございました。パンダオサコ 2008/12/09 17:33
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トマトさん
ありがとう。読んでくださって、レビューも書いてくださって。ありがとうございます。かなり精神を削っていただいたレビューのようで。感謝感謝です。
本当の本当は、こういう作品が一番『落ち着く』んです。これとか、『オレンジ色にして』とか。
恋愛もサスペンスも、……ジャンル分けができそうにないタイプのものとか、現実の延長のような、とにかく、こういうリズムのが一番『落ち着く』んです。
ただこれは、読者に飽きさせないようにという意識は水面下へ引き下げ、書きたいように、物語がなるように書いているので。
……なにを言いたいのか自分でもよくわからない。
55ページの感覚とかですね。美代ならではです。一人称を書く時はキャラによって語彙や詞の接続が異なるので、美代ならではです。
これを書いた時は、たしか、孤独なのに孤独じゃなく、孤独じゃないのに孤独ってなんだろぉって考えていたような、いなかったような。
作中に散らばらせ過ぎて、この作品については自分でさえ深く言及できないんです。
とにかく、自分で気に入ってる、思い入れが強い、と。
実はずっと待ってましたよトマトさんを(笑)
ほんと、ありがとうございます。紅 憐 2008/12/06 06:11
矢野 克彦さん
読んでくださりありがとうございます。
そうですね、紅 憐という作家を知ってる人には、これだけでも、読んでもらいたい。そんな欲はあります。
レビューも書いてくださって……
感想も改めてくださるの?
あら、まあ……
ありがとうございます。