図書室についた二人は資料を探していた。
「なんでこんなにあるんだよ?多すぎじゃね?」
「ほんとだよ…探す気力もないわ」
なんでこんなに資料あんだよ。先生たち普通自分でもっとくもんだろ!?
「まぁしょうがない!探すぞ音華!」
「はいはい…」
そしてまた探し始めた私達
「あれ?これなんだろ」
それは1番端にあった本棚の上に置いてあった。
こんなのあったけ?
表紙全部黒いし…
初めて見たんだけどこんなの
「けーんた!!ちょっとこれみてよ!」
健太なら知ってるかなぁ?
「あ?なんだそれタイトルないじゃん!」
「だからわかんなくて聞いてんじゃないの」
「見たことないな、ちょっと面白そう!開いてみようぜ!」
「えぇーー」
開けて大丈夫なのかな?なんか怖い本だったりして…
なんて思ったけどやっぱり開けてみよ!健太の言うとおり面白そうだしね!
「うん!開けてみよ!」
そして本を開けた私達はそこからの記憶を覚えていないのであった…
「ん、んぅ………………!?」
ちょ、ちょっとまってよ…ここどこだよ!
ここどこ!?だれ!?誰かこの私を誘拐したのか!?
私がパニックに陥っていると健太がうなりながら起きた。
てか、健太いたんだwww
私だけじゃなかったよかったぁ笑
ってそこじゃないよ!!
「健太!!ここどこ!?」
「あぁ?なんだようるさいなぁ……………………………………?ここどこ?」
「はぁ、それは私が聞きたいよ…」
やっぱり誘拐されたのか?
でも誘拐って部屋の中じゃね?
それで口にガムテープで手と足には紐じゃないの?で、目を覚ましたら拳銃が目の前にあって……ぎゃァァァ!!みたいな。
「って、んなことどーでもいいわ!」
「なに言ってんだよ一人で…」
なにさそんな顔で見ないでよ。
とにかく!この森?みたいなとこから出よう!
「健太!!とりあえずここから逃げよう!」
動かないと気が済まない!!
「あ!ちょっとまてよ!!」
そして私達は途方もなく歩き始めました。