開けた本人はそのまま教室に入ってきた。

『あの人…誰?』


『え!?まさか知らないの!?』

『うん』

すると、美希はビックリして固まってしまった。

『固まる必要ないから』

『あの浪川君を知らない人がいたなんて…』

『だから、誰?』

『浪川爽夜。無口なハンサム王子よ』

『ふーん』

興味がないから、そのまま無視。

『え、まさかの興味がないの!?』

『そうだけど?』
『まじか…』

『まじよ。それより、早く行こうよ』

美希は後ろ髪を引かれたように教室を…無口なイケメン王子を見ていた。

~in裏庭~

『んー、やっぱり、ここは最高だね♪』

『お弁当、美味しい…』

『ちょっと、人の話を聞いてる?』

『お弁当の邪魔』

『そんな、ツレナイ鈴も好き ♡ 』

『あ、これイケる』

私はお弁当を食べているから美希の話は無視。