……で、必ずその後は遠野は手を見る。 あの日から絶対確認すること。 けど、絶対遠野が私の手を掴んでるからその度に彼は溜め息をつく。 「今日もですか??」 嫌みなくらいの笑顔を向ければ、向こうはムッとして私を見る。 「……無意識だって言ってるじゃん」 「でも毎日ですよー」 パッと手を離してベッドから出る。 ……ほら、またわずかに顔赤くしてる。 また不機嫌になってる。 ………少し彼は子どもっぽい。 そんなところがすごく可愛いんだ。