「……………なんでいんの」 「え、ごめん……」 ……いや、なんで私が謝ってるの。 私はここの家に住んで良いって、 親戚の人に言われたからここに来たのに。 先客のキミにそんな嫌そうな顔されちゃうと、私だってどうすればいいか分からない。 でももう、荷物まとめてきちゃったし引き返せないんだけど… 「……入れば、」 そう言って彼は家の中に戻っていってしまった。 なんだ、結局は入れてくれた。よかった。 …これからどんな生活が待っているかなんて想像もせず、私は彼の後についていった。