ヴァンパイア・リーベ

「確か……、お前は死んだと聞いていたが?」

「あぁ……、まぁ周りからしちゃそう思えるかもしれねぇが、俺はただ監禁されてただけだ」

監禁ってどういうこと?この人、一体何者なの?

「ふっ……、そう言う事か。吸血鬼(ヴァンパイア)の分際で、よく私の元に来たものだ」

「えっ!」

今この人、吸血鬼って言った?

じゃぁ、この人は吸血鬼ってこと?

「ここでさり気なく言ってんじゃねぇーよ、人間が居る目の前でよ」

すると、男の人は軽く目を細めて私を見つめる。

「っ!」

その目からは、何かを忠告しているようにも思えた。

「だけどな、この女の前にお前だクソ狼の一族」

「何だ人間の見方をするのか?お前は昔から変わってないな」

「さぁどうかな?」

男の人は、狼の一族に向かって走り出した。

「動くなよ、直ぐに殺してやるから」

男の人は、殺しを楽しむように変形させ爪を狼の一族に向かって突き出す。

しかし、動きの早い狼の一族は、それを簡単に避ける。

「そんな程度の物で、私を仕留められると思っているのか?」

「今のは、ちょっとした準備運動だ。本番はこれからだ」