「いや、歴っていうほど長くねぇな。
でも、お前が咲乃と別れた日から俺はずっとお前のこと好きだから」
「っ、」
「だから確実にお前よりは長い。
安心してそばにいろ。つか、俺に迷惑かけてくれなかったら逆に心配するわ」
「和泉、」
「ほかの男に迷惑かけるぐらいなら、俺にしとけ。全部受け入れてやるから」
「好き……」
ぽつっとつぶやけば、しっかりそれを聞いていた彼が私にキスを落とす。──わざと聞こえるように言ったんだけどね。
「ん……和泉」
「今日、やっぱ出掛けんのやめる」
「やだ……デートしたい」
「……わかった(可愛すぎだろ)」
何度も、唇が触れ合って。しばらく離れたくなかった。岬とのことも解決しなきゃいけないし、ちゃんと謝らなきゃいけないけど。
「別のこと考えてんなよ」
「ん……っ。考えてない……」



