「しかもどんな子だろうと思って見てたら図書室とか通ってるし」 そう続けて、あたしが何も言わないのを確認してから 「健気に図書室に通うとか、可愛いことしてるなぁと思って」 「…馬鹿にしてる?」 怪訝な顔でチラリと結城くんの顔を見るけど、いつも通りのチャラい笑顔で真意はわからない。