「おはよぉ、レウちゃん。今日元気無いね?」


 「ん~……」


 あんな事言われたあとにロアを見ると、なんか泣きそうになる。

 「ロアは……どこか遠くに行ったりしないよね?」

 「?行かないよ?いつでもレウちゃんの一番近くにいるよ」

 当たり前じゃん、みたいな顔で覗き込んでくるロアの顔が眩しい。



 あー……


 嬉しい。



 私、やっぱりロアがいないとダメだ。


 日常の中の1ピースで、

 サラサラの黒髪が綺麗で、

 大きな目も宝石みたいで、

 白い肌は絹みたいで。

 
 天使みたい。

 
 ロアはずっと一緒にいるって言ってくれたけど、離れる日が来るかもしれない。




 リイチ先生になんと言われようと絶対に、離れたくないたいな……