母親はリビングに向かい、今まで娘が書き続けた日記を熟読した。 日記を読んでる最中、涙を堪えられないでいるようだった。 「美緒... 美緒...... ごめんね、母さんがひどいことばかりしたから、こうなったんだよね... ごめんなさい... 自分でもわかってたのに... 美緒を苦しめていること。 だけど自分の気持ちを優先させてしまって......」 と、そこにはいない娘に話しかけ続けた母親がいた。