「そんなに強ばんなよ。
その反応、美緒ちゃんと同じだな」
ハハと軽く笑う一矢さん。
あたしもこんな反応してたんだ。
達さんの言われたこともできてないじゃん。
「とにかくアイツは俺のだ。
手を出すな」
「ほーい」
平静を保とうと出た彼の言葉があれだ。
あたしのこと...名前では呼んでくれないんだ。
まぁ期待してるわけもないけど。
「あたし、洗い物してくるから!!」
そう言ってまたこの空気から逃げた。
意外と洗い物してる時、この前の事にびくびくしなかった。
きっと今日はお客さんがいるからだろう。
達さんがこんな時に手を出すはずがない、そう思ってるからだ。
食器洗いを終え、またあの空間に戻ることに。
すると正也さんが横になって眠ろうとしていた。
あたしは起こさないように横を通った。


