大人たちに酒が入ってるから、何を言われるのかわからない。
あたしは達さんの顔色を窺いながら、発言することにしていた。
「美緒ちゃんって、高校生だっけ?」
「いえ。 中学2年ですよ」
さっきよりも酔いが深まった3人。
達さんは酒のつまみを作って、一矢さんは相変わらずあたしに質問してくる。
正也さんと悠真さんはそんなあたしたちの会話を聞いては、互いに話したりしている。
「そっかー。 まだ中学生か。
おれてっきり高校生かと思ってたわー」
と言って、酒の入ったグラスに手を伸ばす一矢さん。
確かに彼の言う通り、あたしは見た目より少し大人っぽく見えるようだ。
「ちょっと来い」
あたしが話していると、台所からわざわざあたしを呼びに来た達さん。
「はい」
返事をしたあたしはついていった。


