あたしの頼み、聞いてくれたのかな。


それともあの殴った意味は、断るってことなのかな。



あたしはわからないまま、狭い部屋に寝転んだ。



すると達さんが来た。



「どれがいいんだ?

ペンはこれだけしかないが」


彼は5冊のノートをあたしに示してくれた!


いずれも大学ノートだった。



「どれでもいいですよ...」



あたしに選択の余地を与えないで欲しいものだ。


そして彼は一旦舌打ちして、あたしに言った。



「なんだよ、それくらい選べよ。

おまえは欲あるのか? ねーのか?


いや、あるだろ」



なんて言われた。