だから騙されてはいけない。
もうこれ以上深入りできないと思った。
体を傷つけられるのは嫌だ。
あたしは大人しく何もしないことにした。
「で、ちゃんとやってくれるんだな?」
あ。 あたしは彼にとって大事なことを答えてなかった。
もし彼じゃなかったら、あたしは絶対に殴られてたと思う。
―――助かった。
「もちろん、手伝います。
あたしは達さんに言われることなら、何でもやります」
どうせあたしは達さんに殺されるんだから。
何命令されても、最後には命を落とすことになる。
どれも同じことにしか捉えることができない。
「そうか。
なら頼んだぞ。
愛想よく頼むよ」
「が、頑張ります」


