あたしは彼から逃げるように、さっきとはいた場所の逆方向に行って、毛布を被った。
そして彼から 「おやすみ」 と声が聞こえた。
だからあたしは小さな声で返した。
ここ数日は変わらない毎日を送っている。
食べては寝てを繰り返している。
それだけで1日1日は過ぎていく。
そんなんだったら、あたしは何でここに連れてこられたんだろう。
あたしは何のためにここにいるの?
「話がある」
朝ごはんを食べ終わり、退屈に過ごそうとしていた。
ここ最近は達さんから食器洗いを頼まれないから、暇なのだ。
だからといって頼まれるのはごめんだ。
びくびくしながら彼の様子を窺いたくない。
それならここで退屈していた方がましだ。


