...
お願い...
もっと優しい言葉をかけてよ。
そう思った時。
あたしの体は少しだけ暖かくなった。
何でだろうと勢いよく目を開けて、目の前を見る。
同時に耳から手を離す。
すると達さんがあたしを抱き締めていた。
やめて...。
今度はここでするの?
やめてよ...。 助けて...
気づかぬ内に身体は震えている。
「大丈夫か?」
あたしの好きな優しい声色で、あたしに声をかけてくれる彼。
何をしても昨日と同じことをされるんだ、と思い言い返せない。
「とりあえず気持ちを落ち着けよ。
ほら、ちょっと耳貸して」


