あたしが達さんの場所を取っちゃったのかな。
部屋の鍵もしてないし、拘束もしてない。
あたしは達さんに信用されてるの?
...期待しちゃうじゃん。
やめて。
あたしは勢いよく寝室に戻り、ベッドに潜りこむであった。
自分の体温でまだそこが温かい。
そして彼の匂いがする。
こんな優しい匂いを嗅いだのは久しぶりで、あたしの心はやはり緩んでしまう。
泣きたくなる。
同時に母親との楽しかった思い出を思い出してしまうから。
『鬱陶しいんだよ!このガキが!!』
『あら、いたの。
気づかなかったわ』
『どっか行っててよ』
はっ!!!
どうやらあたしは過去夢を見ていたようだ。


