さっき案内された部屋に戻る。
そして地面にノートを置き、膝をついて日記を書き始めた。
❮5月19日 金曜日❯
異変を感じていた体は、風邪という形ではっきりとあたしを苦しめた。
達さんには黙っていようとしたがばれた。
彼はあたしの事を必死に看病してくれた。
それが嬉しかった。
だって家にいる時、あたしは自力でコンビニに行って買い物したし、親からの看病は何一つなかったから。
ここにいても何の施しもないんだろうと思ってたけど、彼は一生懸命だった。
風邪の苦しみと彼の優しさに、あたしは涙を流しそうになった。
彼の迷惑をかけないためにも、早く風邪が治って欲しい。
ノートを閉じ、ベッド下の端に置く。
そしてあたしはふかふかのベッドに入り、安眠した。
やっぱり今日は寝すぎてたから、深夜の今眠れないでいる。
体も少し楽になり、なんとなく寝室を出る。
するとあたしが起きてる時に達さんが腰かけてたソファーに、彼は毛布をかけて寝ている。


