だから同じ建物内に、新鮮味を覚えた。
「入れ」
彼がドアを開けると、すぐにこう言われた。
あたしが入らないといけないのは、寝室だった。
あたしの頭の中は、クエスチョンマークでいっぱいだった。
だってあたしのような人間が、達さんがいつも使ってる物の使用を認めるわけないと思うから。
あたしが何も言わないでドアの前で止まっていると、彼はあたしを押した。
「なんだよ、さっさと入って寝ろ。
別にやましいことなんざ考えてない」
彼は腕を組んで不満げに発言をして、乱暴にドアを閉めた。
あたしはまだ彼に言いたいことがあったのに。
とりあえずあたしは、達さんがいつも使ってるであろうベッドに横になることにした。
温かくない布が気持ちいい。
まぁそれもすぐにあたしの体温で温まってしまうが。


