小さな声だったけど、あたしは礼を言った。
そしてあたしがヨーグルトを何口か食べてるのを見た達さんは、この場を後にした。
ヨーグルトはあたしの口内、体内を少しだけ冷やした。
それがすごく気持ちよくて、ほかほかしていた体が身軽になった。
そしてポカリを開け、体に流し込む。
今回の食事に満足したあたしは、すぐに横になった。
「ちょっと来い」
部屋のドアから顔を覗かせている達さんは、あたしを呼んだ。
こんな具合が悪い時に限って、何をさせるつもりなんだ?
あたしの鼓動は早くなった。
そしていつも目にしないものを見ることになる。
毎日彼が生活している場所。
あたしがいる所なんて、めったに使わない部屋に過ぎない。


