そして達さんは強引にあたしの脇にそれを挟ませた。
あたしから離れると、体温計が反応するまでこの部屋で待っている彼。
何であたしにそんな事するの?
監禁してるただの道具にすぎないんでしょ。
それなのに何で体調の事気にするの。
体温計が鳴り、達さんは無理矢理それを引き上げた。
「39.5℃......
いつからだよ...
いつから体調悪くなったんだよ...」
あたしに聞いてるのか、それとも自分に言ってるのか。
あたしにはわからなかった。
「何で体調が悪いことを言わねえんだよ」
そして疑問に思ってたことを、あたしに怒りを含めてぶつける。
さっきの言葉は自分に向けたことだったのか。


