残された料理を見て、納得してないみたい。
「何で全部食べないんだよ?」
ここであたしは彼に自分の顔を見られた。
だけどきっとあたしの事態を読み取ってくれてない。
質問には何と答えればいいんだろう。
正直に言うと怒るだろうし、あれこれいいわけを考えても突っ込まれたら回答に困り、嘘だと判明される。
「起きたばかりだから、まだお腹がご飯を受け入れる準備ができてないかもしれないから、食べられなくなった」
まだあたしは、楽に嘘がつけないみたいだ。
だけど達さんは不満な顔をしながらも、片付けをして部屋を出た。
きっと仕事の準備とかがあるから、あたしに構う時間なんてそこまで無いんだろう。
また少ししたら鍵をかける音が何度か聞こえ、家中が静かになった。
そんな静寂の中あたしは毛布を自分の体にかけた。
そして風邪を緩和させることにした。


