君はあたしの天然王子





「尚陽くんっ!おはよう」


「美奈ちゃん!おはよ」



尚陽くんが あたしを見上げる。


髪の毛…気づいてくれるかな…?ドキドキ…



「美奈ちゃん…今日の髪の毛…」



きたっ!!





「今日は不思議な寝癖だね」







ガーン…




ね…寝癖と間違えられるなんて想定外だよ…トホホ…。




すると、電車がきた。


「うわ…今日電車混んでるな…」


嫌だなぁ~…痴漢とかにあったらどうしよう…




「?美奈ちゃん乗らないの?」


「えっ…あ、乗る!」




あたしは尚陽くんと一緒に電車に乗り込んだ。