部屋に戻って…あたしは直ぐに尚陽くんにメールを打った。
今日はホントに楽しかったなぁ~…
なんだか…ドキドキするし…
あたし…
尚陽くんのこと好きなのかな?
でも、まだ先輩のことだって好きだもん。
これって…二股なの…かな?
いやいや!!
尚陽くんのことは…好きじゃないよ…ね?
でもホントの気持ちは よく分からなかった。
あたしの中は今…誰色に染まってるんだろう…
あたしは重たい瞼を閉じようとしたとき…
―コンコン
「? はい?」
「入るぞ」
ノックをして入ってきたのは、お兄ちゃんだった。
「お兄ちゃん…? 何か用?」
「美奈…お前…今日どこ行ってきた?」
あ…また今日も始まった…