「尚陽くん…あたし…そこのカフェ入りたいな…」



今のでドッと疲れが…



「? いいよ。じゃあ入ろうか」



あたしたちは 中に入り、空いているテーブルに座った。



「美奈ちゃん、さっきは大丈夫だった?」



尚陽くんが急に話しかけてくる。



「えっ…うん。全然大丈夫だったよ」



ある意味 尚陽くんのお陰だよ…。



「そっか! 良かった~」



頼んだコーヒーを かき混ぜる尚陽くん…




なんか…




可愛い……




その姿を じっと見ていると…



尚陽くんはコーヒー砂糖を入れた。




また砂糖を入れた



またまた入れて…





って何個入れる気!?



「尚陽くん…砂糖入れすぎ…」



「ん? オレ苦いの嫌いだし甘い方が好きだから!」




お子様か!!



「尚陽くんは…オレンジジュースの方が良かったんじゃない…?」



「んへ?」