ガーゼで押さえたまま、硬直する黛さん。
そのまましばらく動かない。
こんな可愛らしい女性に長く触れられているのは悪い気分ではないが、人目もある。
「あの…」
気まずくなって俺が声をかけると。
「あ、ご、ごめんなさい!」
黛さんは驚いたように俺の手を放した。
「し、しばらくガーゼで押さえててね…血が止まったらもういいから」
すぐに事務的な口調に戻った黛さんだが…。
「えっと…君、名前は?」
何故か彼女は、俺にだけ名前の確認をとってきた。
「え…小山田です。小山田哲平…」
「そう…小山田君…ね」
黛さんは手元の問診票に何か目印らしきものを赤いボールペンで書き込んでいた。
そのまましばらく動かない。
こんな可愛らしい女性に長く触れられているのは悪い気分ではないが、人目もある。
「あの…」
気まずくなって俺が声をかけると。
「あ、ご、ごめんなさい!」
黛さんは驚いたように俺の手を放した。
「し、しばらくガーゼで押さえててね…血が止まったらもういいから」
すぐに事務的な口調に戻った黛さんだが…。
「えっと…君、名前は?」
何故か彼女は、俺にだけ名前の確認をとってきた。
「え…小山田です。小山田哲平…」
「そう…小山田君…ね」
黛さんは手元の問診票に何か目印らしきものを赤いボールペンで書き込んでいた。


