やがて俺の番。
「はい、じゃあ右腕の袖をまくってね」
顔と同様可愛らしい声で言う女性…黛さん。
俺は特別注射が苦手という訳ではない。
ためらう事なく右腕を出す。
黛さんは手際よく俺の右腕にゴムチューブを巻き、血管を浮き出させた後で消毒する。
「じゃ、ちょっとチクッとするからね」
ニコッと微笑んだ後、針を刺す。
腕の良い人の注射は痛くないというが、それが確かならば、黛さんの注射は殆ど痛くなかった。
痛みを感じたのは針を刺した時くらいだろうか。
…恐らくはワクチンなのであろう、注射器の中の薬品が俺の体内に流し込まれ、黛さんは針を抜く。
そして止血兼消毒のガーゼを針の跡に当てたその時。
「……!」
突然。
黛さんの顔色が変わった。
明らかにそれとわかるほど、彼女の動揺はありありと表情に表れていた。
「はい、じゃあ右腕の袖をまくってね」
顔と同様可愛らしい声で言う女性…黛さん。
俺は特別注射が苦手という訳ではない。
ためらう事なく右腕を出す。
黛さんは手際よく俺の右腕にゴムチューブを巻き、血管を浮き出させた後で消毒する。
「じゃ、ちょっとチクッとするからね」
ニコッと微笑んだ後、針を刺す。
腕の良い人の注射は痛くないというが、それが確かならば、黛さんの注射は殆ど痛くなかった。
痛みを感じたのは針を刺した時くらいだろうか。
…恐らくはワクチンなのであろう、注射器の中の薬品が俺の体内に流し込まれ、黛さんは針を抜く。
そして止血兼消毒のガーゼを針の跡に当てたその時。
「……!」
突然。
黛さんの顔色が変わった。
明らかにそれとわかるほど、彼女の動揺はありありと表情に表れていた。


