PRESENT [ 気だるげなヒーロー ]





一緒に帰ろうなんて、
いつぶりに言っただろう。


昨日ずっと、麻欧ちゃんのことが
気になってしかたなくて、
今日確かめようと思った。





この子のことが、
俺は好きなのかってこと。



一目惚れ?って言うのかな。


いや、めっちゃ見てはいるけど、
笑いかけられて惚れた。




俺どんだけ馬鹿なんだろ。






一緒に学校を出ようとすると、
麻欧ちゃんにめっちゃ見つめられて
死ぬかと思った。



そしたら、なっちゃんが来て。





…すごく、麻欧ちゃんが、
生き生きとしてた。素だった。
羨ましかった。



妬けた。



なっちゃんも気を許してる感じで、
何か入っていけないものがあった。




それが悔しかった。



まだ、話始めて少ししかたってないし、
何も知らないのだからしょうがないのに。





そんなことが頭を巡って、
いつの間にか告ってた。





俺のわがままを、
ただ、黙って受け入れてくれた
麻欧ちゃんがとても愛おしかった。