『今』は『今』で 『未来』が『未来』で、ある内に。 「だいぶ、ほころんでるね?コッチの方があったかいのかしらネ?」 口に出す事なく同じ方角を目指して 着いた、バス停の脇。 来る時は、はしゃいで気付かなかった桜の木を見て、ベンチに座りながらキミが笑う。 確かに部活で通う高校の桜並木の蕾よりも、まるくふくらんでいるように見える。 口に入れたら甘い味がしそうな位に ほのかな香りまでまとっている。