ひとりかくれんぼ

俺は、必死に逃げた。

細くて複雑な道をテキトーに走った。自分もわからなくなるかもしれなかったけど、殺されるよりはましだった。


そして、走っていると、たまたま大きな道が見えた。

向こうに行けば、さすがに捕まるはずもないだろう。




――【ひとりかくれんぼ】が終わっても、油断してはいけない――

「油断しては…いけない…。」

なぜかそのとき、サイトの言葉が浮かんできた。




そして、細い道から出た瞬間だった。
俺は、絶望した。


目の前には山田秋穂がいた。俺を見て、ニヤリと笑った。


「捕まった…。」

俺は電話ごしに、言った。
警察の人が「えっ?!」と言っていたが、そんなの耳に入らなかった。


そして、俺の目の前で山田秋穂は言った。














「みーつけた」