「キキ、ここに座って。」


俺はそう言ってクッションの上にキキを座らせる。



そして俺はキキの前に正座する。


「キキ。」


「はい。」


「…俺は生まれた時からずっと一緒だったキキをいつの間にか好きになってた。


天然で抜けてて可愛くて、おっちょこちょいで、


俺はキキから目を離せなかった。


俺らがした約束。


俺は忘れた時は一度もなかった。」


俺はブレザーのポケットから箱を出す。


ーパカー

「あっ!!………」

キキは箱の中のものを見て涙を流した。


「あの約束をしてからずっと貯金してきた。


このために。」


そう言って箱に入った指輪を抜き取る。


「手…出して?」


そう言うとキキは迷わず左手を出す。


「(ほんとにいいのか?


ほんとに左手の薬指を俺のためにくれるのか?)」


そんな事を思いながら指に指輪を通す。


そして、指輪にそっとキスを落とす。