ーピンポーンー
家のチャイムが鳴る。
下から母さんとキキの話し声が聞こえる。
「(今日はちゃんと玄関から来たんだ。)」
とか考えてると、階段を上がってくる音がする。
ーコンコンー
「はい。」
「…ケイ?」
キキが顔だけ覗かせる。
「入っておいで。」
俺は優しい声でそう言ってキキに手招きする。
そうするとキキは嬉しそうに、
「うんっ!!!」
といって、 部屋に入ってくる。
「(こいつなんでこんなに可愛んだ?)」
なんて思いながら、キキを眺めてると。
「ケイ、はい!これ!!」
そう言っネ背中に隠してたチョコを俺の前に出す。
「え?…」
学校で配ってたのは袋に入ったチョコ。
でも、今俺の目の前のチョコは、四角い箱に入ってて、ピンクのリボンでラッピングされてる。
「…嫌だった??」
キキが涙目で俺を見る。
「いや、あの…
これって本命チョコって思っていいの?」
「…うん///」
その返事と同時にチョコを持つキキの腕を引っ張る。
そして俺の腕の中に収まるキキ。
「すっげー嬉しい。
ありがとな。
キキ。」
「うん。」
そう返事するとキキが俺から離れて、
「ねぇ、ケイ?
私と付き合って?」


