「ユイ、ぶっはwww」

「…助けてよ、こら。

痛い痛い痛い!!」

「人に助けを求める時はどうするの?wwwwwwww」

「本当、マシューって超イラつくね!?

そもそも雑草生やし過ぎなの!!」

「wwwwwwwwwwwww」


無駄に速く走り私と並走したフウトに捕獲。

廊下で何故かこめかみをぐりぐりされてます。

さようなら、私の脳細胞…

心の中で泣き笑いをした。

そこを偶然通りかかったマシューが観戦中。

少しは、私がか弱き(乙女)であることを意識して貰いたい。

あ、()するとこ間違えた。


ドS&俺様。

逆ハー系の人気度ランキングオールスターキタ―――――――――(泣)

俺様、言い方を悪くすれば

「自己チュ~」

「ハヤテ!!助けて!!ヘルプミー!!」

「えぇ~」


一息置いて


「やだ~。」

「ハヤテまで見捨てないで!!ひどくないですか!?

私の扱い雑だし!!」

「は?」


あ。終わった。

フウトの眼光に光が宿る。

決して誤解しないでほしい。

ただの光ではない。

フウトの目が黄色に光ったように…

…って、目が見えねぇッ!!

フウト絶対能力使ったでしょ!?


「ちょっ、フウト!?

ごめんってば!!」

「お前ら、やれ。」

「は~い」

「OK~wwwwww」


脇腹に手が伸びる。

いつもこうなってる気がするんだけど…

くすぐられ、お決まりのリアクションを取らざるを得ない私。

やり返せばいいだろ、って?

そんなことしたらどうなるか分かってます、えぇ。


「ユイ!!楽しそーだね!!」


セシル来たぁ…

魂が抜ける気分であった。