艶麗な夜華

「恭也さん!本気でこのまま黙ってる気ですか?」



なにも行動しない恭也に、


日に日に焦りを見せるヤス。



でも、恭也は……



「あぁ。待てば海路の日和ありって言うだろ?」



なんて言いながらボトルをチェックしている。



そんな恭也からは、焦りや不安はまったく感じられなかった。




「ん?それってどういう意味ですか?」



「じたばたしないで待っていれば、


そのうち機会がやってくるって事だ」



「まったく!恭也さんまでのん気かよ!」



あまりの落ち着きように、


あたしまで焦ってしまう。



でも、本当に恭也の言う通りになったんだ。




次の日、店のドアを開いたその人に、


あたし以外の全員が驚いた。