「たしかにね」



愛華がそう言った瞬間、


恭也の電話が鳴る。




「悪い愛華」



「いいよ」



電話に出るとすぐに表情が険しくなる恭也。




「あぁ…そうか、わかった。


悪いな、面倒かけて」




電話が終わりヤスが恭也に聞く。



「恭也さん、どうかしましたか?」



恭也はあたし以外全員の顔を見ると低い声で話した。



「カルムの親父のところに預けてたブレイブのホスト2人が、


今日突然バイトを辞めた」






「どういう事だよ……」



ヤスとキンが呆然とする中、


愛華が口を開く。






「動き出したんだね」





恭也は真顔でそれに答えた。






「あぁ」