艶麗な夜華

サラリと耳からぶら下がったピアスに手を触れると、


スタッフルームを出るアイさん。



失笑するホステスさん達。



ピアスとネックレス合わせて千円。



もちろん、キラキラ光るこれはダイヤなんかじゃない。




あたしはピアスに手を触れるとそれを外した。



すると、鏡の前で全身をチェックしていたモモカさんが笑いながら話す。



「外さなくていいって!


しょうがないよ、まだ安物しか買えないんでしょ?


一応偽物でも付けてる方がまだ華やかに見えるし、


ウチのお店のシャンデリアのおかげで、


そのピアスも少しはよく見えるから!


沙希ちゃん、ただでさえ貧相でウチのお店に合ってないんだからさっ」



その言葉にますますみんなの笑い声が大きくなる。



そんなホステスさん達の耳や胸元には、


高そうに光るダイヤ。



あたしが貧相に見えるのも無理はない。