恭也の意見に飛鳥さんが思いを話す。



「恭也さん、たしかに俺達はみんなは代表をしたっていました。


男として、1人の人間として本当に尊敬していました。


でも、それを引きずって行くつもりはありません。


恭也さん、あなたに付いて行きます」



飛鳥さんの言葉にみんながうなずき、


恭也を見る目は真剣そのものだった。



恭也とホスト達の強い意志に、


息が苦しくなる程店内の空気は張りつめ、


その熱量に重さすら感じる。



1人1人の目を見る恭也の無言の決意は固く、


目的の為に奔走するこれからの彼を、


あたしはただ、見ている事しかできない。






手を伸ばせば届くのに、


こんなに近くに居るのに、


今の恭也の目にあたしは映らない。