艶麗な夜華

面接が終わり、


店を出るとすでに体はグッタリ。



これ以上ないくらい背筋を伸ばして30分。


もうなんだか感覚がマヒしている。






あたしはジュアンに向かって歩き出す。



今からママに、お店を辞める事を伝えに行く。



店に着きドアを開けると、


不思議そうな顔でボーイがあたしを見る中、


真っ先にママのところへと行った。



いつもは8時出勤のあたしが7時前に店に来た事で、


なにかを察したかのような顔をするママ。



「沙希ちゃん……おはよう……」



「おはようございます。


あの、ママにお話があって」



「あっ、うん。どうぞ」



「急ですみませんが、今日でお店を辞めさせていただきたいんです。


こんな辞め方は非常識だってわかっています。


それでも、もう1日も此処で働くのがきついんです」